住まいと生活
LED電球の「60W形相当」、掃除機の「吸込仕事率200W」、紙の「A4」、靴の「25.5cm」。暮らしの中の数字と記号にも、それを決めた規格と試験条件があります。
60W形相当吸込仕事率 580WA4EEE
LED電球の「60W形相当」は、810lmという一本の線で引かれている
LED電球の「60形相当」は、定格初光束810lm以上であれば名乗れる表示。根拠は日本照明工業会のガイドB008で、810lmは消費電力54Wの一般電球60形(白色仕上げ)の光束に由来する。同じ810lmでも配光角は約200度から約280度まで開き、明るさの感じ方は一致しない。
電球60形相当(810lm 以上)日本照明工業会ガイド B008「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」(現行 B008:2013)掃除機の「吸込仕事率」は管の先で測る数字で、JISはコードレスを対象から外している
掃除機の「吸込仕事率580W」は、JIS C 9108の式(0.01666×風量×真空度)の最大値。床ブラシを外し、延長管の先端で測る。一方、コードレス機の「最大吸込仕事率200W」はJISの適用範囲外の自主表示で、測定条件は公開されていない。同じWでも土俵が違う。
吸込仕事率 580W/200WJIS C 9108:2017(電気掃除機)/電気機械器具品質表示規程(消費者庁)。※コードレス機の200Wは、どちらの適用範囲にも入っていない