空調・冷凍
エアコンの「6畳用」、空気清浄機の「適用床面積25畳」、冷媒の「GWP 675」。空気を動かす機械の性能値が、どの規格の、どんな試験室で測られたのかを原典まで遡り、部屋の条件にどう読み替えるかまで示します。
6〜9畳適用床面積 25畳APF 7.0GWP 675
エアコンの「6〜9畳」は、無断熱の木造和室と鉄筋集合住宅の差でできている
エアコンの「冷房6〜9畳」は、JEM-1447が引く1965年の熱負荷値に基づく。6畳側は木造平屋南向き和室の220W/m²、9畳側は鉄筋集合住宅中間層の145W/m²。店頭の「おもに6畳」のほうには根拠規格がない。「1964年のJIS」という通説がどこまで正しいかを一次資料で確認した。
冷房 おもに6畳(畳数のめやす 6〜9畳/10〜15m²)JEM-1447(日本電機工業会規格・1989年9月1日制定、改正なし)/熱負荷値の出典は HASS 108/109-1965(空気調和・衛生工学会規格。資料により番号表記が揺れる)空気清浄機の「適用床面積 25畳」は、何を30分で除去した数字か
空気清浄機の「適用床面積25畳」は、粉じん濃度1.25mg/m³の空気を30分で0.15mg/m³まで下げられる部屋の広さを示す数字で、空気をきれいに保てる広さではない。測定は20〜32m³の試験室で行う。根拠のJEM1467は2026年3月19日に改正され、算出条件が定常状態の比較へ変わった。
適用床面積 25畳JEM1467(日本電機工業会規格「家庭用空気清浄機」)