LANケーブルの「CAT6A」が保証しているのは10Gbpsではなく500MHzという帯域

カタログの数字
CAT6A(クラスEA)=500MHz
根拠となる規格
ISO/IEC 11801-1:2017 / JIS X 5150-1:2021(IDT)/ ANSI/TIA-568.2 シリーズ
その数字を作った試験条件
最大100mのチャネル(固定配線90m+コード類10m)で、500MHzまでの挿入損失・近端漏話(NEXT)・反射減衰量、加えてエイリアンクロストーク(PSANEXT/PSAACR-F)が規格値内に収まること
前提が決まった年
10GBASE-T(IEEE 802.3an-2006)を100mで通すための配線側の要求として整備された
「CAT6A(クラスEA)=500MHz」という数字の家系図。カタログの表示から、それを定めた規格と試験条件までを辿ったもの。

CAT6A のケーブルに規格が与えている数字は「10Gbps」ではありません。「500MHz」です。CAT5e は 100MHz、CAT6 は 250MHz、CAT6A は 500MHz。この MHz は伝送周波数帯域のことです。その帯域まで、挿入損失や漏話(クロストーク)が規格値の中に収まっている、という意味です。速度の Gbps を決めているのは、イーサネットの規格、つまり IEEE 802.3 の側です。配線規格の受け持ちは、帯域までです。店頭のパッケージは「CAT6A=10Gbps」と一行で書きますが、この一行は二つの規格をまたいでいます。

配線側の規格は三つあります。国際規格が ISO/IEC 11801-1:2017(Information technology — Generic cabling for customer premises — Part 1: General requirements、第1版・2017年11月13日発行、149ページ)です。日本はこれを一致(IDT)で翻訳した JIS X 5150-1:2021「汎用情報配線設備―第1部:一般要件」(2021年5月20日発行、152ページ、原案作成は日本規格協会と電子情報技術産業協会)。

米国は ANSI/TIA-568.2 シリーズ。旧 JIS X 5150:2016「構内情報配線システム」は ISO/IEC 11801:2011 に対応していました。国際規格が 2017年に -1〜-6 の分冊構成へ再編されたのを受けて、2021年5月20日に廃止され、JIS X 5150-1/-2:2021 に引き継がれています。※規格番号を書き写すとき年号を落とすと、どの版の話か分からなくなります。

資料には何が書かれているか — 規格が定めるのは周波数帯域

ISO/IEC 11801-1:2017(IEC Webstore 書誌ページの英文アブストラクトの要旨・当サイト訳)|資料の記述(要旨)(要旨)複数ベンダーの部材で構成できる汎用配線システムを規定する。音声・データ・映像を含む幅広いサービスを対象とし、給電を伴う用途も想定する。本部は、ISO/IEC 11801 シリーズの他の部に共通する要件を定める。
情報配線の試験要領書 Rev.D(フルーク・ネットワークス)の解説による要旨|資料の記述(要旨)(要旨)LAN配線に関わる規格は二層に分かれる。出発点は IEEE 802.3 のイーサネット規格(伝送規格)で、こちらは機器間の信号の送受信の仕組みを決める。一方 JIS・ISO・TIA の情報配線システム規格は、その伝送規格が要求する通信性能を満たすために、敷設された配線と配線部材が備えるべき電気的性能を決める。速度と配線クラスの対応は、10Mbps がクラスC/カテゴリ3以上、1Gbps がクラスD/カテゴリ5e以上、10Gbps がクラスEA/カテゴリ6A以上、25/40Gbps がクラスI/II・カテゴリ8。

同じ資料には、周波数とクラス・カテゴリの対応表も載っています。ISO(JIS)の配線性能はクラスで呼びます。クラスD が 100MHz まで、クラスE が 250MHz、クラスEA が 500MHz、クラスF が 600MHz、クラスFA が 1,000MHz、クラスI/II が 2,000MHz です。

配線部材(ケーブル・コネクタ・コード)の側はカテゴリで呼びます。クラスD にはカテゴリ5e、クラスE にはカテゴリ6、クラスEA にはカテゴリ6A が対応します。「CAT6A のケーブル」と言うとき、指しているのは部材のカテゴリのほうです。施工後に測って合否が出るのは、配線のクラスのほうです。この二つは、似て非なる言葉です。

速度側の規格も番号で確認できます。1000BASE-T は IEEE Std 802.3ab-1999 です。表題そのものが「over 4-Pair of Category 5 Balanced Copper Cabling」と、対象の配線を名指ししています。10GBASE-T は IEEE Std 802.3an-2006(2006年9月1日発行)で、スコープに「最大100mの平衡ツイストペア構造化配線」と書かれています。

2.5GBASE-T と 5GBASE-T は IEEE Std 802.3bz-2016(2016年10月18日発行)です。イーサネット規格の側が「この速度を出したいなら、この程度の配線を用意してほしい」と要求します。配線規格の側が「この帯域まで、この試験条件で、この数値を満たす」と応えます。矛盾ではなく、役割分担です。

試験条件/定義の表

試験条件の項目規定されている値・条件注記
試験対象①パーマネント・リンク 二次資料で確認パッチパネルのジャックから通信アウトレットのジャックまで。施工業者が敷設した固定部分
試験対象②チャネル 二次資料で確認パーマネント・リンクに機器コード・パッチコード・ワークエリアコードを加えたエンド・エンド
最大長チャネル100m(固定配線90m+コード類10m) 二次資料で確認パーマネント・リンクの長さ規格値は90m
上限周波数クラスD=100MHz / クラスE=250MHz / クラスEA=500MHz / クラスF=600MHz / クラスFA=1,000MHz 二次資料で確認対応部材はカテゴリ5e / 6 / 6A / 7 / 7A
主な測定項目挿入損失、NEXT、PSNEXT、ACR-N、ACR-F、PS ACR-F、反射減衰量(RL)、直流ループ抵抗、伝搬遅延、遅延時間差、ワイヤーマップ、長さ 二次資料で確認
クラスEAで追加エイリアンクロストーク(PSANEXT、PSAACR-F) 二次資料で確認隣接するケーブルからケーブル外被を越えて侵入する漏話。同一ケーブル内のNEXTと違い信号処理で除去できない
クラスDの規格値の例100MHzで 挿入損失20.4dB以下、NEXT 32.3dB以上、RL 12.0dB以上、直流ループ抵抗21Ω以下 二次資料で確認パーマネント・リンクの値。出典はフルーク・ネットワークス資料の表7.3.1(JIS X 5150 クラスD)
クラスEAの規格値の例500MHzで 挿入損失41.6dB以下、NEXT 29.2dB以上、RL 8.0dB以上 二次資料で確認パーマネント・リンクの値。出典はフルーク・ネットワークス資料の表7.3.2の一点のみで、規格票本文や第二の資料とは突き合わせていない。クラスDの100MHz値ほど広く再掲された数値ではない。周波数が上がるほど損失は増え、漏話の余裕は減る
測定器に要る確度フルーク・ネットワークス資料の呼称では、250MHzまで確度レベルIII、500MHz(クラスEA/カテゴリ6A)はレベルIV 二次資料で確認確度レベルの呼称は規格・版で一定しない。ANSI/TIA-1152-A や新しい版の IEC 61935-1 に基づくメーカー・業界誌の解説では、カテゴリ6A(500MHz)の現場試験はレベルIIIe、レベルIVはクラスF(600MHz)用とされる。当サイトはいずれの規格票本文も読んでいない
CAT6A(クラスEA)の数字が決まる条件 — JIS X 5150 / ISO/IEC 11801-1 系
1991
ANSI/TIA/EIA-568 初版。商用ビルの情報配線規格の出発点 二次資料で確認
1996
JIS X 5150 発行(ISO/IEC 11801 の翻訳) 二次資料で確認
1999
IEEE Std 802.3ab-1999。1000BASE-T が「4対のカテゴリ5平衡銅配線」を表題に明記して規定される 一次資料で確認
2006
IEEE Std 802.3an-2006。10GBASE-T が最大100mの平衡ツイストペア配線で規定される 一次資料で確認
2013
国土交通省の公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編・平成25年版、2月8日)。測定器メーカー資料は、この版で10GBASE-T対応のためクラスEA配線が採用されたと説明する 二次資料で確認
2016
JIS X 5150:2016 に改正(ISO/IEC 11801:2011 に対応) 二次資料で確認
2017
ISO/IEC 11801-1:2017 発行(11月13日)。11801 が -1〜-6 の分冊構成に再編される 一次資料で確認
2021
JIS X 5150-1/-2:2021 発行(5月20日)。JIS X 5150:2016 は同日廃止 一次資料で確認
2024
ANSI/TIA-568.2-E 発行(10月24日とされる)。前版 568.2-D の改訂 未確認
年表二層構造ができるまで

数字の出どころを読む

「CAT6A は 10Gbps」という言い方が便利なのは、多くの現場で結論が変わらないからです。ただ、この言い方は数字の出どころを一段隠しています。配線規格が測っているのは、100m のチャネルを前提にした電気的性能です。100m のチャネルとは、固定配線 90m にパッチコードなど 10m を足した長さのことです。500MHz は、その 100m の先で信号がどれだけ減り、隣の対からどれだけ漏れ込むかを、500MHz まで測って規格値内に収めた、という数字です。10Gbps のほうは、その配線条件を満たしたときに 10GBASE-T が成立する、という別の規格側の帰結です。

この構造が見えると、「短ければ下位カテゴリでも通ることがある」という現場の経験も、規格の前提から素直に説明できます。挿入損失は距離に比例して増えます。100m という最悪条件で 500MHz まで持たせるのがクラスEA です。距離が 10m しかない配線は、規格が想定した苦しさの中にいません。実際、10GBASE-T をカテゴリ6 で通す話は昔から議論があります。

業界誌の解説では、少なくとも 37m、エイリアンクロストークの環境次第で 37〜55m、緩和策を取れば 55m を超えて動く場合がある、と整理されています。ここで「エイリアンクロストーク環境次第」という条件が付くのが大事です。これは束ねられた隣のケーブルからの漏話で、ケーブル 1 本を眺めても分かりません。同じ CAT6 でも、1本だけ床に転がしているのか、100本を束ねてラックに立ち上げているのかで、条件がまるで違います。

エイリアンクロストークがクラスEA(カテゴリ6A)で新しく試験項目に入ったのも、この流れです。同一ケーブル内の漏話(NEXT)は、受信側のデジタル信号処理である程度打ち消せます。ですが、外被を越えて隣のケーブルから飛び込んでくる漏話は、送信側の信号が分からないので引き算できません。だから測るしかありません。

フルーク・ネットワークスの資料では、この測定を全数ではなくサンプリングで行うこと、被誘導リンクと誘導リンクを選んで PSANEXT と PSAACR-F を測ることが説明されています。ケーブルの「品質」ではなく、束ね方と配置が結果を左右する試験項目です。それが 10Gbps の入口に置かれています。

CAT7 と CAT8 は、この二層構造が最もねじれるところです。カテゴリ7(クラスF、600MHz)とカテゴリ7A(クラスFA、1,000MHz)は ISO/IEC 側にしかありません。TIA 規格にはありません。しかも規格上のカテゴリ7 は、通常の RJ45 とは別のコネクタを前提にしています。

IEC 60603-7-7:2010 は「600MHz までのデータ伝送用 8極シールドコネクタ」の規格です。書誌には、ISO/IEC 11801 のクラスF 配線でカテゴリ7 コネクタとして使われる、と書かれています。カテゴリ7A 側は IEC 61076-3-104:2017(第3版、2,000MHz まで)で、クラスFA 配線のカテゴリ7A コネクタと明記されています。

一方、日本の店頭で「CAT7」として売られているケーブルには RJ-45 コネクタが付いています。サンワサプライの CAT7/CAT7A 製品ページも、伝送帯域 600MHz/1,000MHz と書きつつ、コネクタは RJ-45 です。製品の良し悪しは、ここでは論点になりません。規格の呼び名と製品の呼び名が、指しているものが違う、という話です。ケーブルという部材の帯域と、コネクタまで含めた配線のクラスは、別の階層にあります。

カテゴリ8(ISO/IEC ではクラスI/II、部材はカテゴリ8.1/8.2)は 2,000MHz まで規定されます。ただ業界誌の解説では、想定されているのは 30m・2コネクタのチャネルです。データセンターのサーバとスイッチをつなぐ短距離用途とされています。100m を前提にしてきたそれまでのカテゴリとは、試験条件そのものが違います。

数字が大きいほど上位、と一列に並べた表は、この前提の断絶を見えなくします。LED電球の「60W形相当」が消費電力ではなく光束の話であるのと同じです。単位が変わったところで、話は別のものに切り替わっています。

あなたの条件ならこう読み替える

その配線の条件は、規格が想定した条件とどこが違うか
オフィス・ビルの水平配線を新設する
規格が想定した100mのチャネルにほぼそのまま当てはまる。施工後の認証試験でクラスD/クラスEA のどちらに適合させるかが仕様書に書かれる
公共建築工事標準仕様書は JIS X 5150 のパーマネント・リンク性能への適合確認を求めている。ここは規格の土俵の内側にある
家庭内で数m〜十数mのケーブルを1本つなぐ
規格の100m前提とは条件が違う。上限を決めるのはケーブルより、回線契約・ONU・ルーターやPCのポート速度である場合が多い
1Gbpsのポートに10GBASE-T対応の配線をつないでも、リンク速度はポート側で決まる。ケーブルのカテゴリだけを上げても変わらない場面がある
既設のCAT6配線で10GBASE-Tを試したい
ケーブルの型番ではなく、距離とケーブルの束ね方・敷設環境が効く。判断は測定によるしかない
業界誌の整理では、カテゴリ6での10GBASE-Tは37〜55m前後がエイリアンクロストーク環境次第の領域とされる。同じCAT6でも条件で結果が変わる
「CAT7」「CAT8」のRJ45ケーブルを買った
製品としては使えるが、規格上のクラスF/クラスIとして扱われる構成ではないことを前提に置く
クラスFはIEC 60603-7-7などの専用コネクタ、カテゴリ8は30m・2コネクタのチャネルが前提。RJ45・長尺という条件は、規格が数値を決めた条件の外にある
メーカーカタログの表記脚注に書かれている測定条件
サンワサプライ(選び方ページ)CAT6A=伝送帯域500MHz/通信速度10Gbps、CAT8=2,000MHz/40Gbps各カテゴリに対応規格名を併記。CAT6Aには ANSI/TIA-568-B.2-10 を挙げている
サンワサプライ(CAT7製品ページ)CAT7=600MHz/10Gbps、CAT7A=1,000MHz/10Gbps一覧ページにコネクタ形式の記載はない。個別製品ページ(KB-T7系)ではRJ-45スリムコネクタと明記。規格上のクラスF/FAコネクタへの言及はない
フルーク・ネットワークス(測定器)クラスEA/カテゴリ6A以上=10GBASE-T対応。同資料は500MHzの測定に「確度レベルIV」の測定器を求める速度ではなく、クラスと周波数と測定器確度で語る。ただし確度レベルの呼称は規格・版で一定せず、TIA-1152-Aや新しい版のIEC 61935-1に基づく解説ではカテゴリ6AはレベルIIIe、レベルIVはクラスF(600MHz)用とされる
IEC(コネクタ規格)IEC 60603-7-7:2010=600MHzまで、IEC 61076-3-104:2017=2,000MHzまで前者がクラスF(カテゴリ7)、後者がクラスFA(カテゴリ7A)のコネクタ
横断同じカテゴリを、どの数字で説明しているか各社の公開カタログ・製品ページの記載を確認したもの。製品の優劣を比較したものではない。

読み替えの軸は一つです。規格の数字は、規格が決めた条件の下でだけ意味を持ちます。500MHz は 100m のチャネルで測った 500MHz です。30m は 2コネクタで測った 30m です。IP67 と IP68 が「水深何m・何分」という試験条件とセットでなければ何も言っていないのと、同じ構造です。CAT6A も「100m・500MHz・エイリアンクロストーク込み」とセットでなければ、ただの記号になります。手元の配線がその条件のどこからずれているかが分かれば、そのずれの分だけ、規格の数字は保証をやめます。

なお、実際の敷設や認証試験の合否判定は、測定器と資格を持つ施工業者の仕事です。本記事は数字の出どころを読むところまでです。あなたの現場でどのカテゴリを選ぶべきかは書きません。判断は有資格者・専門機関へ。カテゴリごとの帯域と速度を一覧で引きたいときは、早見表.net の該当ページをご覧ください。

この数字について、よく調べられている疑問

CAT6は1Gbps、CAT6Aは10Gbpsという説明は間違いですか。

目安としては通用しますが、配線規格がそう定めているわけではありません。配線規格が保証しているのは周波数帯域(CAT6=250MHz、CAT6A=500MHz)で、速度はIEEE 802.3のイーサネット規格が別に決めています。10GBASE-Tは100mの配線ならクラスEA(CAT6A)以上を要求しますが、距離が短ければCAT6で通る場合もあります。

CAT7と書かれたRJ45コネクタのケーブルは規格外ですか。

規格上のカテゴリ7(クラスF、600MHz)は、IEC 60603-7-7やIEC 61076-3-104で規定される専用コネクタを前提としています。RJ45で終端した配線は、ケーブル単体が高帯域でも、クラスFの配線として規格が想定した構成にはなりません。またカテゴリ7・7AはISO/IEC側にのみあり、TIA規格には存在しません。

家庭で10Gbpsの回線を引いたらCAT6Aが必要ですか。

配線規格の観点では、10GBASE-Tを100mで通す前提の配線性能はクラスEA(CAT6A)以上です。ただし家庭内の配線長は数mから十数mが普通で、規格が想定する100mとは条件が違います。実際の上限は回線契約・ONU・ルーターのポート速度でも決まるため、ケーブルだけを上げても速度が上がらない場面があります。

この記事の限界

  • JIS X 5150、ISO/IEC 11801、ANSI/TIA-568 のいずれも規格票本文は有償であり、本記事では読んでいない。周波数・規格値・試験項目は、規格協会/IEC の書誌ページ、測定器メーカー(フルーク・ネットワークス)の技術資料、業界誌・メーカー技術ページを突き合わせて確認した二次的な確認にとどまる。
  • ANSI/TIA-568.2-D の発行年、および 568.2-E(2024年10月24日発行とされる)の日付は、TIA自身の書誌ページ本文では確認できていない。メーカー解説と業界誌に依拠している。
  • クラスF(600MHz)およびクラスFA(1,000MHz)の規格値表そのもの(各周波数での挿入損失やNEXTの限度値)は確認できていない。本記事で数値を挙げたのはクラスDとクラスEAのパーマネント・リンクのみで、いずれもフルーク・ネットワークスの技術資料の表7.3.1(クラスD)・表7.3.2(クラスEA)に依拠している。とくにクラスEA(500MHz)の限度値(挿入損失41.6dB/NEXT 29.2dB/RL 8.0dB)は当該資料の一点にのみ依拠し、規格票本文や第二の資料とは突き合わせていない。クラスD(100MHz)の値と同じ強度で裏取りできたわけではない。
  • 現場試験に使う測定器の「確度レベル」の呼称は規格・版で一定しない。本記事が「500MHz=確度レベルIV」と記したのはフルーク・ネットワークスの技術資料(レベルIIe〜IVの区分で、クラスEAをレベルIVとする)の表記に沿ったものである。一方、ANSI/TIA-1152-A や新しい版の IEC 61935-1 に基づくメーカー・業界誌の解説では、カテゴリ6A(500MHz)の現場試験は「レベルIIIe」、「レベルIV」はクラスF(600MHz)用とされる。当サイトは TIA-1152/IEC 61935-1 の規格票本文を読んでおらず、この対応は二次的な解説で確認したにとどまる。
  • 当サイトは試験設備を持たない。ケーブルの実測は一切していない。市販の個々の製品が規格に適合しているかどうかも判定していない。
  • カテゴリ8(クラスI/II)については、周波数2,000MHzと30m・2コネクタチャネルという前提を業界誌で確認したのみで、規格票の該当条項は未確認。

出典

  1. ISO/IEC 11801-1:2017(IEC Webstore)/ IEC / 2026-07-14 確認
  2. JIS X 5150-1:2021 汎用情報配線設備―第1部:一般要件/ 日本規格協会 / 2026-07-14 確認
  3. 情報配線の試験要領書 ~作成の手引き~ Rev.D/ フルーク・ネットワークス / 2026-07-14 確認
  4. IEEE Std 802.3an-2006(10GBASE-T)/ IEEE Standards Association / 2026-07-14 確認
  5. IEC 60603-7-7:2010(600MHzまでの8極シールドコネクタ)/ IEC / 2026-07-14 確認
  6. Performance is everything - the standards for 10GBase-T(カテゴリ6での10GBASE-Tと距離)/ Cabling Installation & Maintenance / 2026-07-14 確認
  7. Category 8 Questions Answered(30m・2コネクタチャネル)/ Cabling Installation & Maintenance / 2026-07-14 確認
  8. ANSI/TIA-568.2-E Is Here./ Siemon / 2026-07-14 確認

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